【レッスン室便り③】

(2021年度)


<目次>

日付順に並んでいますので、ご覧になりたい項目までスクロールしてください。

3/12   動画を励みにして!

2/23   バッハに癒やされる瞬間!

1/29  「まめまき」の歌で元気を出す!

1/4   新年を張り切ってスタート!

12/26 新しい年に向けて!

11/27 発表会後の日常の中で

11/21  2021年度のピアノ発表会開催!

10/17「小犬のワルツ」を弾く!

9/13 「童謡曲集ノート」の活用

8/22   橋が落ちるって何?

8/1  ピアノ発表会の延期(9月⇒11月)について

7/3     レッスンの「小道具」!

6/19   ソルフェージュの「付箋(ふせん)」とジャズ風アレンジ!

5/30   童謡曲集ノートの「パート2」!

5/16 「夜に駆ける」の演奏動画!

5/15 「レッスンノート」について

4/18 「発表会」に向けて始動!

4/4   21年度の「発表会」日程決定!


<動画を励みにして!

2022.3.12更新

 

 今日は朝から気温が上がって来ていて、予報では20度になるとのこと! ついこの間までコートを手放せなかったのが嘘の様な暖かい陽気です。この急な春の訪れを受けて、玄関に桜の絵を飾ってみました(下記の写真参照)。

 

 さて、以前もこの稿でご紹介した様に、当教室では、生徒さんが課題の曲を仕上げると、「合格動画」を撮って、生徒さん本人の励みにしてもらったり、ご家族の皆さんにお送りして、進み具合の確認をして頂いたりしています。

 

 動画を始めたのは、コロナで発表会が出来なかった時期に、その代わりということで導入したのがきっかけでしたが、今ではすっかり生徒さんやご家族の皆様の間で定着しています。

 

 撮影は、三脚にスマホを乗せて、外部接続のマイクを使っていますが、意外に画像や音も鮮明で、皆さんから好評を頂いています。

 

 特に最近スマホを新しいものに変えたところ、画質がより明るくなり(下記のサンプル写真参照)、音質も一段と向上しました。また最近は、一目で曲名などが分る様にと、画面の上部に、曲名をタイトルで入れる様にもしています(下記写真の通り)。 

 

 ところで、皆さんは「ウルトラ6兄弟」という曲をご存知でしょうか? 生徒さんからリクエストがあり、最近「童謡曲集ノート」に新たに加えてみました。オリジナルはヘ長調でしたが、弾きやすい様にハ長調に移調しました(下記の写真参照)。

 

 早速この「ウルトラ6兄弟」は、年少の生徒さんに弾いてもらっていますが、一生懸命に練習してくれていて、「合格動画」が楽しみです。

 

 レッスンの積み重ねがピアノの上達への王道であることは、言うまでもありませんが、自分のレベルが例えば半年前や1年前に比べて、どのくらい上がっているのかをつかむのは、意外に難しいものです。

 

 その点、節目節目で、その時点の到達点を「合格動画」に収めておき、時にそれを振り返って視聴することで、自分の上達をはっきりと確かめることが出来るのも、「動画」の良さだと思います。生徒さん達が、そうしたことも励みにして、より一層日々のレッスンに集中してくれればと思っています。


<バッハに癒やされる瞬間!

2022.2.23更新

 

 まだまだ厳しい寒さが続いていますが、今週後半から少し暖かくなるとのことで楽しみです。

 

 コロナの方も早く一段落して欲しいのですが、こちらはまだ暫くは厳しそうですね。引き続き、消毒や換気に気を配りながらレッスンを続けていますが、希望する方にはオンラインで対応しています。

 

 そうした中で、少しでも気分を変えようと、玄関におひな様を飾ってみたのですが(下記の写真参照)、生徒の皆さんが喜んでくれて、それぞれ感想を言ってくれるので、張り合いがあります。

 

 さて、今回は、久しぶりに私の演奏動画を撮ったので、良ければ下記をご覧下さい。曲目はバッハの「主よ人の望みの喜びよ」で、ご存知の方も多いと思います。

 

 私自身、以前、20代の頃に合唱の伴奏で弾いたことがあるのですが、今、レッスンに通って来られている社会人の生徒さんが、大変美しい演奏をして下さっているのを見て、久々に弾いてみたくなり、動画にもおさめてみました。

 

 元々はオルガン曲なので、教会のおごそかな空間の中での響きを想像しながら弾いてみました。オルガン独特のこもった様な音色を出したい箇所は、ソフトペダルを使っています。

 

 世の中が何かと騒がしく、また落ち着かない日々が続いている時こそ、音楽の持つ素晴らしさが一層際立つ様に思います。是非、生徒さん達とも、時として、そうした音楽の奥深さについて語り合う機会も持てればと思っています。 


<「まめまき」の歌で元気を出す!

2022.1.29更新

 

 ここのところ真冬の寒さが続いています。戸外においてある花は、ほとんど枯れたり、しおれたりしてしまっていてかわいそうな状態ですが、室内の花は、なるべく日差しを取込むことで、なんとか元気を保っています(下記の写真参照)。

 

 今週に入って、コロナの感染が益々勢いを増して来ています。当教室でも消毒、換気をしっかりと行っていますし、希望される方にはオンライン・レッスンで対応しています。一日も早く収束して欲しいと思います。

 

 さて来週、2月3日は節分なので、それに因んで、「童謡曲集ノート」に載せている「まめまき」(下記の写真参照)を生徒さんと一緒に歌ったり、ピアノで弾いたりしています。「「まめまき」でコロナを追い払いたい」という生徒さんもいますが、こうした時だからこそ、元気をくれる曲です!

 

 また「童謡曲集ノート」に、「大きなふるどけい」を新たに加えました(下記の写真参照)。昔から良く歌われている曲なので、ご存知の方も多いと思いますが、平井堅さんが歌ったことで、より広く愛されるようになりました。生徒さんにも人気があり、皆さん喜んでくれるのではないかと思います。

 

 ところで、「童謡曲集ノート」には、これらの曲も含めて、生徒さんが良く知っている曲を集めていて、また右手だけで弾ける楽譜にしてあるので、初心者の生徒さんには好評です。表紙には犬の絵が描いてあるので、生徒さんとの間では「犬のノート」とか「犬のノートの曲」などと言っていますが、後々まで楽しい思い出が詰まったテキストになるようです。

 

 ピアノは、先に進むと、時に、難しさのために嫌になることもあったりしますが、そうした時には「犬のノート」を久々に取り出してもらい、「ピアノは楽しいもの」という思い出を呼び起こすきっかけにしてもらったりもしています。

 

 「楽しさ」がベースにあれば、前に進んで行き易いですし、生徒さん達には、常にそうした感覚を持ってもらえるようにと心掛けています。


<新年を張り切ってスタート!

2022.1.4更新

 

 新年、明けましておめでとうございます。昨年もこの「レッスン室便り」をお読み頂き、有り難うございました。今年も、ピアノ教室のトピックなどを、なるべくタイムリーにお伝えして行きたいと思います。

 

 さて、当教室では、1月5日から、新年のレッスンを開始致します。

 

 寒さがどんどん厳しくなっていますが、生徒の皆さんは、そうしたものを吹き飛ばす様な元気さでレッスンに臨んでくれるのではないかと、今から皆さんに会うのが楽しみです。

 

 下記に、昨年の暮れにかけて、生徒さん達に配って練習をしてもらった「おしょうがつ」の楽譜も添付してあります。中には、お正月に、ご家族やご親戚の皆さんに、披露した生徒さんもいるのではないかと思います。そうしたお話が聞ければ嬉しい限りです。

 

 玄関周りも、下記の写真の通りに模様替えをしました。生徒の皆さんに人気のある大きな木彫りの人形も、冬支度に衣替えです。

 

 私自身も、心機一転、張り切って始めたいと思っています。是非、今年が素晴らしい1年となることを願いつつのスタートです! 皆様、今年も、どうか宜しくお願い致します。


<新しい年に向けて!

2021.12.26更新

 

 ここのところ、年末に向けて寒さが厳しくなっているように感じます。クリスマス・イブからクリスマスにかけても、東京では、雪こそ降りませんでしたが、かなり冷え込んでいて、サンタクロースを乗せたトナカイのソリが現れるのにふさわしい雰囲気だと感じました。

 

 さて、当ピアノ教室では、今年の通常レッスンは、12月28日(火)で終了の予定です。昨日でクリスマスも終わったので、クリスマス飾り(下記写真参照)を片付け、お正月飾りに模様替えです。

 

 今年を振り返ると、引き続きコロナに振り回された1年でしたが、お陰様でレッスンは、一時期リモートを交えながらも、休まず続けることが出来、また発表会も2年振りに開催することが出来ました。

 

 特に発表会は、当初9月に予定していたものを、世の中でのコロナ感染の拡大のために、一旦は延期を余儀なくされることとなりましたが、その後感染が一段落したので、11月には、様々な感染対策を取りながら、何とか実施することが出来ました。生徒の皆さんには大きな励みとなり、また良い思い出となったと思います。

 

 足もと、変異株拡大の動きが気になりますが、来年こそは、コロナが収束し、生徒の皆さんが、それに振り回されること無く、レッスンに集中し、発表会も普通に行える「日常」を取り戻せる様になることを、念願したいと思います。

 

 今年1年、この「レッスン室便り」をお読み頂き、有り難うございました。来年も、ピアノ教室の出来事や、レッスンの工夫などを載せさせて頂きたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。

 

 末筆ながら、皆様のご健康・ご多幸と、迎える新年が皆様に取って素晴らしい年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。


<発表会後の日常の中で

2021.11.27更新

 

 朝晩の冷え込みが強まって来ているのに加えて、紅葉や銀杏の葉も色づいて、いつの間にか、街はすっかり晩秋の趣に変わって来ています。

 

 さて、一大イベントだった発表会から2週間が経ちました。生徒さん達は、自身の舞台での演奏が良い経験となっただけでなく、日頃見ることの無い他の生徒さんの演奏も刺激になった様で、むしろ発表会前よりも熱心に、レッスンや練習に取り組んでくれていて、嬉しい限りです。

 

 発表会については、今回、時期をずらしての開催でしたし、また準備作業についても、コロナ対策もあり、例年に増して大変でしたが、こうした開催に伴う「収穫」も多いことから、「やって良かったな」と改めて感じています。来年も、引き続きコロナの様子を見ながらになるのかも知れませんが、是非開催をしたいと思います。

 

 発表会後、少し時間が出来たので、手作りの「童謡曲集ノート」に、新顔を2曲加えました。「げんこつ山のたぬきさん」と「すうじのうた」(下記の写真参照)で、ご存知の方も多いと思います。

 

 早速挑戦する生徒さんが出て来ましたが、どちらも比較的簡単で、初心者でも直ぐに弾ける様になるので、レパートリーを増やすのに打ってつけです。

 

 それと、門の外に掲示している「ピアノ教室」の看板を塗り直しました。つい最近塗ったばかりで、この項でもご紹介をしましたが、使った塗料が合わなかったためか、程なく汚れてしまったものす。

 

 今度は別の種類の塗料を使い、色も以前の黄色から緑に変えてみたのですが(写真参照)、どの生徒さんも、看板の色が変わったことにすぐに気がついてくれていて、張り合いがあります!

 

 下記には、ある生徒さんが、音楽用語を書いた積み木を使って作った建物(「お寺」だそうです)の写真も載せてみました。なかなかの力作だと思いませんか? 楽しみながら用語を覚えてもらうためにレッスンで取り入れている積み木ですが、ここまで立派な「作品」は初めてです!

 

 発表会後の日常が、こうして始まっています。これからクリスマスやお正月といった、イベントの多い時期にさしかかりますが、生徒の皆さんに、発表会後のそれぞれの目標を持ってもらったり、またレッスンの時間を出来るだけ楽しいものにすることで、ピアノに向き合う習慣を途切らせることが無い様にして行ければと思っています。


<2021年度のピアノ発表会開催!

2021.11.21更新

 

 今日は、どんよりとした曇り空で、日中も気温があまり上がらず、冬の足音が聞こえて来そうな陽気でした。それでも、コロナが収まって来ている中で、楽しげに外出する人もが増え、世の中の気分は上向き加減と感じられ、ホット一息というところです。

 

 さて、先週、11月14日に、当教室のピアノ発表会を開催し、無事終了致しました。

 

 コロナのために昨年は中止とさせて頂き、また今年も、当初9月の開催を予定のものを、2ヶ月間後ろ倒しとしたのですが、生徒さんやご家族の皆様のご理解・ご協力を頂いて、漸く開催に漕ぎ着けられました。この場を借りて、皆様に御礼申し上げたいと思います。

 

 当日も、会場の外での消毒や、ご来場者の方のお名前の確認(人数制限の観点から、生徒さんのご親族に限らせて頂きました)、会場内でのマスク着用や声援の自粛等、例年の発表会に比べて窮屈なところが多々あったかと思いますが、お陰様で、皆さんに安心を頂ける会になりました。

 

 前半は、ソロの部、また後半は連弾の部という構成で、生徒の皆さんだけでなく、ご家族の皆様にも参加して頂きました。皆さん集中・緊張の中にも、和やかさが感じられる雰囲気でした。

 

 特に生徒の皆さんは、この日のために、日々の練習を積み上げ、満を持して演奏に臨んだ感じで、日頃の努力の成果を充分に発揮してくれたものと思います。

 

 また連弾の部では、ご家族で息の合った演奏を披露をして頂き、お家でもご一緒の練習をかなりされていたことが感じられました。

 

 下記の集合写真も、準備段階では、撮影をするかどうか迷ったのですが、足もとのコロナの状況を踏まえて、実施しました。本番を終えて晴れ晴れとした皆さんの表情が印象的でした。

 

 下記には、皆さんから頂戴したお花の一部の写真も載せています。スペースの関係で割愛をさせて頂いたものもありますが、お心遣いを頂いた皆様には心より感謝申し上げます。

 

  発表会の後、1週間、レッスンで生徒の皆さんの感想を聞いて見ましたが、皆さん、「楽しかった」、「他の人の演奏を聴いて、うまくてびっくりした。今度弾いてみたい」などと、前向きな感想を語ってくれていて、何よりです。

 

 是非、今回の経験を糧にして、今後とも練習に励んでくれたらと思っています。 


<「小犬のワルツ」を弾く!

2021.10.17更新

 

 今日は、昨日までの陽気から一転して、肌寒い一日でした。秋を通り越して、初冬の様な感じでしたが、街中で見かけた、

ハロウィンの仮装をした子供達が、元気一杯に楽しんでいて、微笑ましい感じでした。

当ピアノ教室でも、玄関に、ハロウィンの飾り付けをしてみました(下記の写真参照)。 

 

 さて、今回は久しぶりに演奏動画のご紹介です。曲目は、ショパンの「小犬のワルツ」です。ショパンの作品の中でも人気があり、皆さんもお聴きになったことがあるのではないかと思います。

 

 実は、先日、小学校2年生の生徒さんが、「先生は、小犬のワルツ弾けますか?」と、可愛い質問をしてくれました。最近、学校の音楽の授業中に、先生が弾く演奏で「小犬のワルツ」に初めて出会い、興味を持ったとのことでした。

 

 「小犬のワルツ」には、小犬の躍動感ある動きが、巧みに表現されていて、映像が頭に浮かぶ様な曲ですし、また曲の長さも2分弱なので、クラッシックのピアノ曲の導入には最適です。

 

 ただ、その生徒さんは、今、バイエルの下巻を弾いているところで(「使用教材の流れ」参照)、大変良く頑張ってくれていますが、まだ少し早いので、レッスンで取り上げるのは先の楽しみとして、私が演奏動画にして、お家で見てもらうことにしました。

 

 下記の動画は、こうしたきっかけで撮ったものですが、撮影場所は、11月に発表会を行う会場(関区民センター内の多目的ホール)です。先日、ホールの下見に行き、ピアノの調子や、備品などの確認をした際に、録画しました。

 

 このホールは、残響が長いので、細かい音が多少お聴きになり難い部分もあるかと思いますが、響きの豊かさはあり、音のダイナミックさはお感じ頂けるかと思います。小犬が自由気ままに動き回っている様子を想像しながら、お聴き頂ければ幸いです。

ハロウィンの飾り付けです

今年は思い切って、大きなカボチャを飾ってみました!!

このカボチャ、重さを量ったら、3.6キロもありました!!!


<「童謡曲集ノート」の活用

2021.9.13更新

 

 今日は好天に恵まれましたが、朝から気温が上がり、久々に冷房を入れたくなる陽気でした。冷え冷えとした先週の状況からは信じられない感じです。

 

 さて今回も、「童謡曲集ノート」についてです。

 

 最近、下記写真にある「ぞうさん」と「お花がわらった」を新たに加えました。選曲に当たっては、なるべく生徒さんが親近感を持ってくれる様に、まずは「保育園や幼稚園の初心者の生徒さんが弾きたくなる曲」を考えるのですが、その意味では、この2曲共にピッタリです。

 

 また難易度についても、これらの2曲は、音やリズムも取り易く問題ありません。その一方で「ド」よりも低い「シ、ラ、ソ」が含まれているので、通常は右手だけの曲が多い中では、左手の練習にもなり、好都合です。

 

 こうして作る「童謡曲集ノート」ですが、お家での宿題の曲をここから選ぶと、多くの場合、親御さんが声掛けをされなくとも、生徒さんが自主的に弾いてくれるので、上達も早くなります。知らない曲だと、ピアノが嫌になってしまうこともあるので、その点安心です。

 

 生徒さんの練習の成果を、レッスンで確認しますが、上手に弾ける様になったところを、演奏動画として撮影し、タイトルを付ける等の編集を施して、保護者の方にお送りしています。

 

 動画は、生徒さんの励みになるのはもちろんですが、「記録として残せて良い」とか、「お祖父ちゃん・お祖母ちゃんに送ったら喜ばれた」等とのお話をお聞きすることもあり、こちらも嬉しくなります。

 

 これからも「童謡曲集ノート」を使って、レッスンを楽しく、有意義なものにして行ければと思っています。


<橋が落ちるって何?

2021.8.22更新

 

 このところの長雨で、先日作り替えたばかりのピアノ教室の看板が壊れてしまいました。

 

 接着剤が緩んで、木製の文字やピアノの鍵盤部分などの接着部分が緩んで取れてしまったのですが、これを機会に、傷みやすい木製のパーツからアクリル製のものに変えてみることにしました(下記の写真参照)。

 

 ピアノの黒鍵部分がオレンジなのが気になりましたが、外に架けてみると、色合いが鮮やかで、これも悪くないかと思っていますが、いかがでしょうか?

 

 さて、この項でもご紹介している、初心者の生徒さん向けの、手作りの「童謡曲集ノート」ですが、その中の「ロンドン橋」を宿題にしようとしたところ、「橋が上がったり下がったりするの?」、「どういうこと?」と、なかなかイメージをつかんでもらえません。

 

 確かに「橋が動く」というのは分かりにくいと思ったので、テキストに橋が跳ね上がった様子を簡単なイラストで描いてみました(下記の写真参照)。これで「落ちる 落ちる♪」という歌詞の意味も分かってもらい、情景を思い浮かべながら楽しんで弾いてくれたらと思っています。

 

 また、「童謡曲集ノート」に「とんぼのめがね」の楽譜も追加してみました(下記の写真参照)。これから秋にかけて、とんぼを見かける様になり、幼稚園や保育園でも、この曲が取り上げられる季節になるので、「弾いてみたい」という生徒さんが出て来るのではないかと思ってのことです。季節の移り変わりを感じながら、弾いてくれるのではと思っています。

 

 前回もお伝えした通り、今年の発表会を9月から11月に変更したので、レッスンの宿題曲についても、発表会用のものと、それ以外のものとの2本立てにするなどしながら進めています。

 

 家にいる時間が長いので、生徒さんやお家の方々も大変ですが、ピアノのレッスンには良く励んでくれていますので、皆さん着実に前に進んでいます。今回ご紹介したテキストの整備も含めて、引き続きレッスンに滞りがないようにして行きたいと思っています。


<ピアノ発表会の延期(9月⇒11月)について

2021.8.1更新

 

 連日猛暑が続き、また新型コロナ感染症への備えをする必要から不自由な毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 さて、この項でも何回かご紹介していた9月のピアノ発表会ですが、コロナの蔓延状況を踏まえて、下記の通り、11月に延期をすることに致しました、

 

  • 変更前:9月12日(日)⇒ 変更後:11月14日(日)

    (会場:「関区民センター」で変わらず)

 

 生徒の皆様や保護者の皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 尚、そんな中、家の門に取り付けているピアノ教室の看板を新しく作り変えました。

 

 この看板は、私が手作りしている木製のものなので、傷むと作り変えているものですが、今回は、下記写真の通り、黄色の看板にしてみました(直前のものは緑色のもの)。

 

 何かと制約の多い中、少しは気分を変えるきっかけになればと思い、看板を変えてみたのですが、幸い生徒さんの反応もすこぶる良く、張り合いを感じています。

 

 暑さやコロナに負けず、この夏も生徒の皆さん達と共に、頑張っていきたいと思います。


<レッスンの「小道具」!

2021.7.3更新

 

 今日はお昼前に雨が上がってからは、過ごし易い陽気で、ホッと一息という感じでした。ただ明日以降も雨勝ちの天気になるとのことで、もう暫くは不安定な空模様が続きそうです。

 

 さて、今回は、ビーズカウンターや音楽漫画などの音楽の「小道具」の活用についてです。

 

 ビーズカウンターは、針金にビーズを通して作ったもので(下記の写真参照)、ビーズを左右に動かすことで、ピアノの練習回数をカウントするものです。

 

 以前、この項でご紹介した通り、当初はクリスマスのプレゼント用に私が作って、生徒さんに配ったものですが(2019年12月15日付「クリスマスを楽しく!」参照)、思いのほか人気があり、ピアノの練習を楽しく進めるのに効果を発揮しているので、その後も続けて使っていて、新しく入った生徒さんに、レッスンの進み具合を見ながらお渡しする様にしています。

 

 先日も、今年の発表会(9月)が初の出場となる小学1年生の生徒さんに、「毎日どの位練習しているの?」と尋ねたところ、「2,3回」という返事だったので、「それでは、もう少し上手になるまで5回練習しましょう」とお願いして、まだ差し上げていなかったビーズカウンターをプレゼントしました。

 

 発表会の曲は、普段より背伸びをした曲を選んでいるために、いつも以上に練習を頑張ってもらう必要があるので、このビーズカウンターを使って、是非、本番に向かって頑張って欲しいと思います。

 

 こうしたちょっとしたことで、ピアノの練習がはかどったりするのですが、レッスン室に置いていて、待ち時間に読んでもらっている漫画版の「音楽の伝記」も人気があり、「小道具」として役に立ってくれています。

 

 作曲家の生涯は、時にほほえましかったり、また苦難に立ち向かう姿は勇気を与えてくれたりしますが、そうした伝記についての本編の他にも、音楽についての楽しいコラムも満載で、大人が読んでも楽しめる内容となっているので、生徒さん達を知らず知らずの内に音楽の世界にいざなってくれると思います。

 

 ショパンの顔がまるで最近の男性アイドルの似顔絵の様だったり、ブルグミュラーの顔もかなり美化されているのもご愛敬です(下記の写真参照)! こうしたことも、音楽を身近なものとするのに、一役買ってくれているのだと思います。

 

 レッスンをしっかりと行うことはもちろん大事で、それが全ての基本になりますが、ビーズカウンターや、伝記漫画などの「小道具」をそれとなく取り入れることで、生徒さんが、音楽に向き合う気持ちを自然に持ってくれるようになればと思っています。


  <ソルフェージュの「付箋(ふせん)」とジャズ風アレンジ!

2021.6.19更新

 

 今日は一日雨模様の梅雨空で、うっとうしくはありますが、少しヒンヤリとしていて、今週の週中の暑さを思えば、ホッとします。

 

 余談ですが、今週、門の前の庭木の植え替えをしたところなので、雨模様の天気に、水分を欲しがる新しい庭木達(下記の写真)は、喜んでいるかもしれません!

 

 さて、今回は、ソルフェージュのテキストや、「星に願いを」のジャズ風アレンジなどについてです。

 

 まずソルフェージュについてです。「ソルフェージュ」とは、楽譜を見て、それを「ドレミ」の階名で、正しい音程をつけて歌うことで、音楽教育で一般に行われている基礎的な訓練です。

 

 2020年11月28日付の「「ソルフェージュ」について」でもご紹介した通り、レッスンの終わりの5から10分で、ソルフェージュの練習を取り入れています。

 

 ソルフェージュ用には、当教室に備え置きのテキストを使っていますが、各生徒さんが、次回、どこから始めるのかが分かる様に、その日のレッスンで進んだ最後のページに、それぞれの生徒さんの名前の頭文字を書いた付箋(ふせん。ポストイット)を貼っています。

 

 ですから、このテキストには、いつも何人分もの付箋が付いています(写真)。

 

 ソルフェージュは、先に進むことよりも、正しく音程やリズムが取れることが大切なので、進み具合はそれ程気にしなくてもよいのですが、生徒の皆さんは自分よりも先のページの付箋を見つけるとライバル心が沸くようで、「もう少しやる!」と意欲的に取り組んでくれます。思わず、ダミーの付箋を付けたくなる様な張り切り方です!

 

 レッスンは個人別のものなので、生徒さん同士が交流する機会は、普段はほとんどありませんが、他の生徒さんのことを意識することが、レッスンを行う上での励みになるのだと改めて感じます。

 

 そうした点でも、他の生徒さんの演奏を聴く機会となる発表会は、生徒さんにとってはとても大事だと思いますし、それに向けての練習に熱が入るのも、同じ理由によるものなのではないかと思います。今年こそは開催出来ればと思います。

 

 尚、ソルフェージュのテキストは、もう一冊用意してあり、保護者の方がレッスンに同席される際には、それをご覧頂いています。そうすることで内容を知って頂こうと考えているのですが、改めて初見で歌うことの難しさを、認識される方も多くいらっしゃいます。

 

 さて次に、「星に願いを」についてです。

 

 最近、初心者用に「星に願いを」のジャズ風の楽譜を書いてみました。下記の写真をご覧頂けばお分かりの通り、所々に「装飾音」を付加しただけのものですが、これでジャズ風のお洒落な曲に変身します!

 

 実は、ある高校生の生徒さんが、学校の授業で曲のアレンジの仕方を勉強していて、私に相談してくれたことがきっかけで、この楽譜を書き、「童謡曲集ノート」に加えてみたのです。

 

 こうしたちょっとした違いで、音楽の感じが変わることに興味を持って、このジャズ風アレンジのものを、家で練習してくれたりしています。

 

 ソルフェージュの「付箋」や、「星に願いを」に加えた「装飾音」などをきっかけにして、それぞれの生徒さんがレッスンに前向きに取り組み、また一歩ピアノの世界への歩みを進めてくれたら、嬉しい限りです。


 <童謡曲集ノートの「パート2」!

2021.5.30更新

 

 今日は朝からどんよりとした空模様でしたが、昼過ぎになって雨が降り出しました。すっきりしない天気ではありますが、ここのところ初夏の様な暑さが続いていたので、涼しさに多少ホッとするところもあります。

 

 さて、今回は、今までも度々話題にしている童謡曲集ノートの「パート2」(2冊目)についてのご紹介です。

 

 「童謡曲集ノート」は、初心者の生徒さんの導入用として、一番最初にお渡しする、当教室オリジナルのテキストで、今までご紹介して来たもの(パート1)は、初心者でも弾きやすい30の曲(文字通り童謡など)を集めたものです(2月11日付「「童謡曲集ノート」は20年生!」参照)。

 

 これに対して、今回ご紹介する「パート2」は、生徒さんからリクエストされた人気の曲などを集めたもので、下記の写真の通り、名探偵コナンのテーマ、ミッキーマウスマーチ、小さな世界、にじ、トトトのうた等が入っています。

 

 この「パート2」ですが、「パート1」を卒業して、次の段階のテキストに進んだ生徒さんが、時として自分の弾きたい曲が出て来たり、また学校などで覚えてきた曲をピアノで弾きたいという時に使っています。

 

 このため、「パート2」は、「パート1」のように、全ページに曲をビッシリ載せるのではなく、余白のページも設けてあり、生徒さんのリクエストがあれば、随時曲を増やせるようにしてあります。

 

 また「パート1」とは違って、難易度の高いものも交ざっているので、挑戦してみたけれど、難しくてあまり上手に仕上がらなかったということもあったりしますが、生徒さんには、そうしたことは気にせず、自分が好きになった曲に思い切って挑戦することの楽しさを感じて欲しいと思っています。

 

 「童謡曲集ノート」というタイトルからすると、少しイメージの異なる「パート2」ですが、生徒さんが親しみのある曲を集めたという点では「パート1」のコンセプトをそのまま引き継いでいます。

 

 生徒さんが、このテキストを通して、音楽をより身近なものと感じ、それを弾くことの楽しさを感じるきっかけになってくれればと思っています。


 <「夜に駆ける」の演奏動画!

2021.5.16更新

 

 今日はあいにくの雨模様の天気ですが、少しヒンヤリとしていて過ごし易い感じです。   

 

 さて、久しぶりに演奏動画を撮ったので、下記の通りアップしました。曲はYOASOBIの「夜に駆ける」で、ジャズ風にアレンジしたヴァージョンです。

 

 ご存知の方も多いと思いますが、この曲は大変流行っていて、ある生徒さんからも「どうしても弾きたい!」とのリクエストを受けて、レッスンで取り上げることにしました。

 

 この生徒さんが楽しそうに弾いているのを見て、私も刺激を受け、自分でも弾いてみようと思い、改めて楽譜を調べてみて、今回、少し難しいアレンジのジャズ風のものに挑戦してみました。

 

 ジャズの音楽には独特なアクセントや和声(和音)があり、普段私が弾いているクラシックの音楽とは全く違うので、最初は苦労しましたが、慣れてくると楽しく弾ける様になりました。

 

 どうぞご覧になって下さい。


<「レッスンノート」について

2021.5.15更新

 

 今日は初夏の様な陽気で、日差しがとてもきつく、少し早足で歩くと汗ばむくらいでしたが、涼しい風が吹いていて、日が西に傾くと心地良い感じになりました。

 

 さて、今回は、レッスンと生徒さんの自宅での練習との橋渡しに使っている「レッスンノート」についてです。

 

 使い方はとてもシンプルです。まずレッスンの終わりに、私が、次回のレッスンまでの宿題をを記入します(下記の写真参照)。

 

 「ノート」は生徒さんがお家に持って帰り、下記の写真の通り、次回のレッスンまでの1週間分の日付の箇所に、「練習した(またはその回数)」を簡潔に記入してもらいます。

       

 これだけのものですが、毎日の練習を習慣化する上では一定の効果があると思っています。

 

 特にピアノを始めたばかりの生徒さんの場合、毎日練習を積み重ねるということに慣れていないので、レッスンの前に慌てて宿題に取り組むということもあるのですが、このノートを使うことで、そうしとことを防げるのです。

 

 小学校高学年や中学校の生徒さんの場合は、日々の練習の大切さが分かって来ますし、また「練習をする/しない」ということよりは、その内容が大事になってくるので、自然と「ノート」から卒業します。

 

 「レッスンノート」の表紙には、生徒さんが関心を持ってもらえる様に、絵柄のついたシールなどを貼っています。最近作ったものには、ラッコの絵のラベルを使って見ました(下記の写真参照)。

 

 そうしたちょっとしたことで、宿題への取り組みが変わって来るところがあるのですが、是非今回の表紙を生徒さんが気に入ってくれて、お家での練習の励みになればと思います。


<「発表会」に向けて始動!

2021.4.18更新

 

 今日は、昨日の激しい雨から一転して穏やかな晴天となりました。見上げる雲も、どことなく初夏を思わせるもので、季節の移り変わりの早さを感じます。

 

 さて、前回書かせて頂いた通り、秋の発表会の場所を確保し、日程が決まったので、生徒さん達にも、そのことについてのお話をしたところ、皆さんとても楽しみにしてくれていて、嬉しい限りです。

 

 発表会に向けての第一弾の準備として、各人が演奏する候補曲を書き出してみたり、また最近発売された楽譜を調べたりもし始めました。発表会は9月上旬(12日)なので、5月の連休明けくらいから曲を決めて行く予定で、皆さんともお話をして行きます。

  

 発表会のことをきっかけとして、生徒の皆さんのレッスンに対する関心が高まって来ている中なので、是非、そうした気持ちを更に盛り上げる様にして行きたいと思い、いろいろと工夫しています。

 

 例えば、レッスン室では、新たな試みとして、アシストペダル(背丈の低い生徒さん用のペダル。写真参照)を導入してみました。同じ用途のものとしては、足台にペダルが付いたものもありますが、それよりも踏んだ時の感度が良いので、小さな生徒さんには好評です。

 

 また作曲家の伝記を漫画にしたもの(写真参照)をレッスン室に備え置いて、生徒さんが早めに到着した時や、保護者の方のお迎えを待っている時などに、読んでもらっていますが、内容が良く出来ていて、分かり易く、これも好評です。

 

  ベートーベンやショパンなどの大作曲家と並んで、ピアノのテキストを作ったブルグミュラーの生涯も載っていて、実際にこのテキストを使っていたり、目にすることのある生徒さんは興味津々です。

 

 下記の写真にもある磁石の音符セットを使ってユニークな顔を作ってくれたのも生徒さんですが(センスが良くて可愛いですね!)、これも、他の生徒さんも含めて、音楽への自然な関心を高めてくれるきっかけになればと思い、そのままレッスン室に飾っています。

 

 こうして皆さんの気持ちを高揚させてくれている「発表会」ですが、開催への道筋を確かなものにして行くには、しっかりとしたコロナ対策は、もちろん欠かせません。

 

 まだ検討段階ですが、例えば、発表の合間の休憩の回数を増やすことや、会場の来場者の数を例年より減らすこと、また例年最後に皆さんで撮っている集合写真を今年は止めること、などを考えています。

 

 何が正解なのか、試行錯誤ですが、是非、発表会と感染防止とを両立出来ればと思っています。


<21年度の「発表会」日程決定!

2021.4.4更新

 

 今日は曇り空ながら、一時の肌寒さは薄れ、また吹き寄せる風にも、どことなく心地良さを感じます。桜から新緑へのバトンタッチも進み、春が着実に深まって来ています。

 

  さて、今年度の発表会の日程が決まりました。9月12日(日)に、「関区民ホール」で実施の予定です。昨年度は コロナの感染状況を踏まえて中止としましたので、2年ぶりの発表会と言うことで、生徒の皆さんや、保護者の皆さんは、今から楽しみにされています。

 

 もちろん皆さんの健康第一ですので、実際に開催出来るかどうかは、コロナ次第というところですが、発表会を目標としてのレッスンを、計画的に進めて行く予定です。

 

 尚、例年発表会では、ソロ演奏だけでなく、連弾コーナーを設けて、生徒さんと保護者の方との連弾や、お友達同士の連弾などに挑戦してもらっていますが、例年通りとするのかは、コロナの状況を見て判断したいと考えています。

 

 年度の変わり目と言うことで、新しい生徒さんをお迎えしたり、勉強の関係で中断していたレッスンを再開した生徒さんなど、節目の時期を迎えていますが、皆さん張り切って新年度のスタートを切っています。

 

 私自身も心機一転、新鮮な気持ちで、新年度のレッスンを進めて行きたいと

思っています。